競売後も返済義務は残る

マイホームを対象にした裁判所による強制的な債務整理の方法ともいえるのが「競売」です。住宅ローンの返済で困っている人にとっては救いの手とも思える競売ですが、その手は極めてか細いかもしれません。

 

競売は落札価格が低い

債権者から競売の申し立てを受けた裁判所は、執行官を対象となる住宅に派遣して現地調査を行います。その現地調査の結果をもとに最低落札価格を決めるのですが、最低落札価格はおおむね市場価値の50%から70%程度です。

 

実際に競売が行われると、さすがに最低入札価格での落札というのはありませんが、それでも落札価格は市場価値の80%程度に落ち着くようです。

 

競売後も支払い義務は残る

しかし住宅も無事売れたからいいんじゃないのとも考えられますが、そうはいきません。競売での落札価格は住宅ローンの債務に充てられるのですが、競売に欠けると全額完済と行かないのが普通です。

 

そうなると残債が生まれるのですが、実はこの残債は引き続き支払っていかなければならないのです。

 

5000万円の市場価値があるマイホームのローンが4500万円残っていたとして、競売で4000万円で落札されても500万円の残債は引き続き返済していかなければなりません。

 

その残額の返済にすら困ってしまう場合には、いよいよ債務整理による借金解決となってくるでしょう。